「百試千改」という言葉
(20210224)
我が家の米作りの危機を感じて今年の冬は広島産の酒をたくさん飲んだ。
消費が落ち込んで生産者・醸造・提供する人の危機的状況が
いろんな情報で伝わってくる。
銘柄として山口の獺祭には程遠いが広島にも歴史ある造り酒屋がたくさんある。
広島酒の危機的状況を改善するキャンペーンに
先日blogにも書いたが広島の酒を飲んだしるし(20210113)を
写真に撮って応募した。
そうしたら昨日厳正な抽選の結果
当たったという酒が送られてきた。
富久長(ふくちょう)という安芸津町の酒だった。
広島に居て初めて聞く名前の吟醸酒である。
飲んでみて酔えばいいというような飲み方をする者(私です)には
評価もしようがない。
詳しい情報はhttps://fukucho.info/にあるから読んでください。
オリンピック委員会のように女性杜氏で取締役でもある。
説明書を見ると「八反草」という米の説明もある。
説明にもあったが広島の酒米として
古くにあった品種を復活して醸造したというから頭が下がる。
僕が作っているのは「八反35」だから余計に興味が湧いた。
内容を見たら軟水の醸造法を発見して
全国に広めた人が始めた造酒屋らしい。
「百試千改」はもみじ饅頭のTVCMでいつも聞くが
酒造りではこの文句は聞いたことはない。
もしかしたら「百試千改」は酒造りから始まったのかも知れん。
昨年度の仮決算書が出来上がったので珍しい酒を飲み過ぎた。
簿記でいう固定資産ばかり増えて流動資産(現金)がない。
今年はイノシシも害虫もヤッツケて年末から魚釣り三昧になる夢を見よう。
稲の姿を見ると僕の八反35は広島酒米の中間だということがわかる。
比和で作られているのは右の錦2号だ。
左に行くほど作るのが難しいが
味のある酒になるんだろうか。
一度は視察に行きたいな。
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