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二回目の調査は高評価だった

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  (20250917) 今日は「しきゆたか」という今年から取り組んだ品種の 二回目の調査があった。 前回調査は 7月24日 だった。 食協と種を開発した会社の 技術指導担当の農学博士さんが来られた。 食協は米屋さんが出資した広島の会社だ。 米や小麦粉の加工、プロパンの販売が主力と聞いている。 志和にある精米工場は西日本一だ。 2月26日 に工場視察の際の研修に参加し 新品種を植えることになった。 調査結果は概ね順調だったけど 新田開発して植えた田んぼは 日当たり 悪く密植のために前回はいもち病だったが 今回はもん枯れ病と害虫のニカメイチュウ被害が あるということだった。 それでも目標に近い収穫量にはなるだろうという見解だった。 7月24日に写っている田んぼは日当たり風通しともによくて 上出来との評価をいただいた。 稲刈りは10月初旬になるとのこと。 最終的収量を記録してくださいとのことだったので 田んぼごとの成績を報告しようと思う。 籾摺りをしているが今年のコシヒカリの収量・品質はあんまりよろしくない。 酷暑で籾殻が厚くて実が小さいらしい。 色選別機から弾かれる乳白米を見ると比和地域でも高温障害が 出ているのがわかる。 しきゆたかは我が家の米作りの救世主になりそう。

籾殻処理が最大のボトルネックになる

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  (20250916) 稲刈りができる天候になったので我が家の田んぼの稲刈りに入った。 残暑厳しい。堪らず空調服でしのいだ。 稲の状態は倒れ加減だけど このぐらいでは豊作というほどのこともない。 刈った籾を乾燥機に入れると水分が19%以下になっている。 猛暑の後、雨が続いていたんだが登熟が進んだんだろうか。 この時期に水分が20%を下回るのは異常だと思う。 稲刈りを早めないと品質の低下が危ぶまれる。 刈るだけなら5割増しができるが 僕の場合18俵籾摺りをしたところで 籾殻処理(田んぼにまく)をしないと次の工程に入れない。 籾殻処理は木屋原農園最大のネックになっている。 第一便の籾殻を捨てに田んぼに入ったら 田んぼが柔らかくてトラクターがカメになりかけた。 慌てて脱出したのだが長雨の影響で田んぼが硬くなるのは ずいぶん先になる。 今後は田んぼにまくのは難しいだろう。 仕方ないので 道路の角から田んぼに落としておいて、田んぼが硬くなってから バケットでまくことにしよう。 自転車操業が始まった。 ここ二週間は激務の連続だ。 今シーズン最後の頑張りどころになる。 腰が痛くならんよう祈ろう。 昨年の籾殻も田んぼにまけない分は原野に放置したままだ。 稲の栄養になるのはわかっているが 捨てたまま山にして放置した。

バットがラッキーに逆転

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  (20250915) 僕はバッドなのかラッキーなのか わからんようになった。 選別機は広島県に在庫が一台あったようで 夕方暗くなってから届いた。 どこも休みと聞いてバッドと思っていたのが ラッキーに変わった。 メーカーは選別機の在庫が一切ないそうである。 米の高騰で農家が慌てて買いに走り 在庫不足になったんだろうか。 今では何買うにしても注文生産か計画生産で すぐに持ってきてというのは出来ないらしい。 右が壊れた選別機、その左が代用しようと思った小型の選別機。 能力が半分になるので途方に暮れるところだった。 明日から籾摺りがガンガンできる。 間に合ってよかった。 親戚の田んぼの稲は倒れてはいたが 良い倒れ具合で今年は昨年より出来はよさそう。 株元が浮いていたのでトラブルなく刈ることができた。 帰り道、直播のンコシヒカリを見たがギリセーフ倒れようだった。 今田んぼに入れば何とか刈れるが稲はまだ青い。 ここはジッと我慢をして 大雨が降らんことを祈るしかない。

こんな経験初めてした

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  (20250914) 雨で籾摺りを余裕でこなせる日だと思っていたが とんでもないところがトラブルになり一日呆けた。 籾摺機と色選別機の間にある第一選別機が故障した。 位置的には右の色選別機の後ろにあるグリーン色の背の低い機械。 籾摺りが正常に動いていることを確認して さあ本格稼働というところで米袋のところに 玄米が出なくなった。 急いでラインを止め点検してみると 選別機に玄米が詰まっている。 20㎏ほどの玄米が機械の中に詰まっていたのが出てきた。 モーターのギアがなめたような感じで完全にロックしていた。 掃除して空回しをするとモーターは大丈夫そうだった。 トンデモナイ大きな異音がするので動力を伝えるギアが 謳ったのは間違いない。 位置的に狭い場所なので掃除点検するにも往生した。 サービスに連絡するとあそこはASSYで モーターから全部交換だという。 新品もASSY部品もメーカーは連休中で連絡は取れないらしい。 明日も休みということで途方に暮れることになった。 最悪稲刈り1ha(二日分)くらいは乾燥機に余裕があるが そのあとの日程がきついことになる。 明日は親戚の稲刈りだ。 籾摺りが頭から離れんが稲刈りに集中しよう。

孫にいい仕事があった

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  (20250913) 連休で孫たちが帰ってきた。 賑やかなことだ。 籾摺りの準備をしたりして相手はしてやれない。 真夏なら川遊びもいいだろうが 雨は降るし適当な外遊びはない。 普通なら島根の温泉プールに嫁さんが連れて行くんだが 農繁期突入ではその気分にはならなかったんだろう。 新米の紙袋にスタンプを押す仕事があった。 紙袋には年度・住所氏名・米の銘柄などをスタンプする。 銘柄に僕の名前を押したと ワイワイ騒いで楽しそうだった。 集落の中ではお昼から稲を刈る人がいた。 立っている稲でギリで刈れる状態だったのだろう。 倒れたら曇り空の稲刈りはトラブルのもとで 僕は焦ることなく静観できた。 今夜からまた雨になる。 家の中にカビが生えるほど降り続く。 秋雨前線で稲刈りが中断することはあったが ここまで降ったことは記憶にない。 明日はゆっくり籾摺りに専念する。

一日雨で何もできなかった

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  (20250912) 一日雨模様で今日の予報は当たっていた。 夕方には強く降って直播のコシヒカリはダメ押しを食らった。 移植栽培のコシヒカリは良いあんばいで 倒れだした。 明日も雨予報ということで よその農家もヤキモキしているのは同じだろうと思う。 籾摺りをしようとしたが 籾の水分にバラツキがあって乾燥がうまくできていない。 違う田んぼの籾を混ぜたのが原因だと思うので 乾燥機の中で籾を寝かしている。 こうすることで乾燥機の中で籾が水分を引っ張りあってくれる。 明日の朝からもう一度低温をかけて乾燥させれば 籾水分15%前後になってくれると思う。 毎年水分計の誤差が大きくて難儀をする。 何とかならんと思うが乾燥機の自動水分計は精密機械で 誤作動もよくする。 仕上げは手持ちの水分計を見ながら慎重にやろうと思う。 写真は撮らなかったので先日の倒れた稲刈りを載せる。 コンバイン前面の引き起こしのところを見ると 一番上まで稲の長さがある。 この長さは倒れるのは必須になる。 倒れるぐらいが収量は多いのだが 倒れ方にもよるが稲刈り作業が倍の時間になる。 こうなる一歩手前の状態に作るのがいいのだが ここは毎年倒れる。 肥料を多く投下したとは思わんが 茎の長くなる幼穂形成期の天候が良すぎて 肥料が効きすぎるとの指摘もある。 米作りは続くので来年こそは立っている稲を作ろう。

最悪の場所が済んでホッとしている

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 (20250911) 天気予報は一日雨予報だったが朝から晴れた。 先日刈残しておいた家の前田んぼは排水がよかったので 朝露が乾ききってはいなかったが刈に入った。 優しい倒れ方だったので水分他県だがトラブルなしで刈り終えた。 余裕があったので山奥の田んぼも済ませた。 一見よさそうに見えるが 青い葉っぱが見えるところがイノシシが踏み込んだ場所で この田の半分は刈り取れなかった。 イノシシが踏み荒らした稲は穂がついているのだが 水没してしまい諦めるしかなかった。 イノシシは穂を食べているのでなく 踏み込んで遊んだという感じだった。 家の前と山奥の田んぼは3枚で約50aあるが コンバインのタンク5杯程度しか籾がなかった。 家の前は普通にできたけど山奥は半作だろう。 午後3時東の空は晴れているのに 西の空から黒い雲が流れてきた。 コンバインも籾コンテナも雨に合わずに今日の稲刈りは 終わることができた。 明日も雨予報。 余裕をもって籾摺りができる。 半作の予想ではあるが最悪の場所が済んで 心は晴れやかになった。